幼児教室通いってけっこう親にとって負担になる場合もあると思います。
仕事がある場合は土曜日にしたり、幼稚園に通っている子は早迎えにしたり・・・。
習い事先のママ友とのお付き合い、他の子どもと比較して一喜一憂するのにも疲れる・・・。
子供の教育はすごく大事にしたいし、今しかできないと思うとお金も時間も削って何とかしたいと思うけど、正直「大変すぎる、もう止めたい・・・」って思うこともあるんです。
そんな時、七田式が通わずとも自宅学習教材を販売していると知りました。
今はまだ七田式の英語教室に通っている身ですが、自宅学習を検討するために色々と比較してみました。
【教室】=教室に通っている子に渡される自宅学習用教材
【家庭】=教室には通わず、七田式が自宅学習用に作った教材
という意味です。
教材内容の比較
七田式の英語レッスンでは、自宅学習は必須。
というか、先生に言われたのは「教室はあくまで発表の場である」とのことで、基本的に自宅での学習がメインという考え方です。
となれば、教材選びは重要ですよね。
まずは七田式の教室に通うと渡される自宅学習用教材と、七田式の英語通信教育である「7+BILINGUAL(セブンプラスバイリンガル)」を比較します。
【教室】「SCA・ENGLISH」
七田式のマスコットキャラクター「まーくん」が表紙になっています。
オールカラーです。
テキストの中身↓
内容はこどもが興味を持つか?と言われるとちょっと疑問・・・。
上記のイラスト(左)でいうと、
「私はバスに乗って、友達のケント君をみつけたので、おはようと声をかけて、隣に座りました。
おしゃべりをしてしばらくすると、学校についたのでバスを降りて学校まで歩いていきました。」
という話。
息子の場合、聞き流しでストーリーが頭に入っていくことはまずありません。
【家庭】「7+BILINGUAL(セブンプラスバイリンガル)」
※推奨年齢は3~12歳です。
7+BILINGUALはイラストが「イマドキ」なんです。
主人公は「ナナちゃん」。
世界7か国を旅していきます。
ブラジルではアマゾン・ジャングルツアーに参加したり、アメリカでメジャーリーグを観戦したりと楽しいイベントが展開する中で友達との英語の会話が出てくるという流れ。
オールカラーでストーリーが面白いので、興味を引くことができそうです。
教材の量を比較
続いて教材の量を比較します。
【教室】テキスト12冊+CD12枚
内容 | 量 | 詳細 |
---|---|---|
テキスト | 12冊 | 約20ページ/1冊 |
CD | 12枚 | 約15分/1枚 |
完全に自宅で行う用(教室では使わない)の教材は上記のテキストが12冊にCD12枚です。
月ごとに1冊+1CDずつ使います。
全部で12ヵ月分ですね。
【家庭】CD14枚+テキスト+イラスト集がメイン
内容 | 量 | 詳細 |
---|---|---|
テキスト | 73ページ/1冊 | |
イラスト集 | 36ページ/1冊 | |
CD | 14枚 | 25分~45分/1CD |
特典 | ・使い方マニュアル27ページ ・塗り絵38ページ ・全フレーズかけ流しCD ・セミナー動画(2種類) ・全英単語集 ・子供Skype英会話レッスン無料で5回受講(1回25分) ・七田式教育の専門スタッフへの無料相談チケット |
完全に家庭学習用だけあって、特典内容が豊富です。
教室に通わなくても、迷わずに学習できるようなシステムになっています。
Skypeを使ってネイティブと25分間×5回の無料英会話も力試しに良さそうかなという感じです。
一日の学習量を比較
教材 | 基本の学習内容(毎日) | その他の学習内容(毎日) |
---|---|---|
【教室】 | ・90分のリスニング ・15分のテキストを見ながらのリスニング | ・You&me,too ・プリント ・Fun Songs |
【家庭】 | イラストを見ながら日本語⇒英語の順で7分間リスニングする | なし |
【教室】1日90分リスニング+α
実は教室に通っている場合、宿題プリントというのがあります。
こんなの↓
これが5~6枚渡され、次回の教室までにやっていきます。
なので1日1枚ですね。
さらに「You and me,too」という小さい冊子があり、こちらも4フレーズ覚えていきます。
毎日暗唱するイメージです。
You and me,too↓
また、Fun Songsという歌のCDも聞いておきます。
これはレッスンで歌う歌を毎月指定されます↓
息子の場合はやや自宅でこなす分が多いように感じています。
そして、完全にこなすことは出来ていません・・・。
プリントとリスニング(テキストを使わない方)は何とかやってますが、それ以外はなかなか💦。
本人が飽きてしまいます。
【家庭】7分のみ
家庭学習専用の方は、対照的に1日の学習時間が短い。
わずか7分としています。
子供の集中力は「年齢×2=分」だというので、3歳なら7分くらいでもいいかもしれませんが、12歳ともなるとやや物足りないかもしれませんね。
(3歳~12歳推奨の教材です)
学習方法の比較
次に学習方法を比較します。
【教室】繰り返すリスニングがメイン
90分のCDのかけ流しがメインの勉強方法になります。
いわゆる無意識学習です。
テキストを見ながら15分の意識学習や、英語の歌を聞く、短いセンテンスを覚えるなどもありますが、七田式ではとにかく「耳をならす」というのを大切にしているためとにかく聞かせます。
それはそれでいいのですが、「1ヵ月間毎日同じ内容」というのが問題かと。
耳を慣らすのにはいいのかもしれませんが、聞いてることに飽きてしまうので、CDを流し始めると「ママ、テレビ見たい」といつも言われてしまいます・・・。
【家庭】4回繰り返す学習法
初日(1日目)を例に挙げますね。
下のイラストを見ながら、最初は日本語で会話をCDで聞きます。
次に英語をCDで聞きます。
最初は等倍速で、次は3倍速になります。
これを聞いた後、再び等倍速で英語が流れ、その後に実際に音読をします。
1日に学習する英語の会話量はこのくらいです↓
時間にして、3分かかりません(1日分)。
これを毎日行うのですが、注意点として、「過去3日分のおさらいを続ける」必要があります。
これをすることで4回の繰り返し学習になり、これが脳にインプットするコツとなるとのこと。
なので、4日目からは3日分のおさらい+当日分という感じです。
家庭学習もまた繰り返しの学習方法になります。
おさらいをしても学習時間が10分以下なので、飽きにくい作りだと言えそうです。
リスニングCDのサンプルもあったので、載せておきますね。
教材の金額を比較
教室or家庭 | 教材費 |
---|---|
【教室】 | 45,412円(税込) |
【家庭】 | 29,800円(税込) |
家庭の方は買い切りです。
これはあくまで教材費のみ。
教室に通う場合はこれにプラス「入室金」(1回きり)「受講料」「教室維持費」(毎月)が加わります。
教室がある場所によっても金額が変わりますが、英語のレッスンだけの受講なら11,500円/月程度となります。
教材費だけみても、一年分で4万5千円はちょっと高いかも・・・と感じてしまいます。
七田式の2つの教材を比較して感じたメリット&デメリット
ここまで比較して感じた七田式の2つの教材のメリットとデメリットをまとめます。
【教室】の教材のメリットとデメリット
【メリット】
- 教材の使い方に迷ったらいつでも先生に質問できる
- こどもの興味を引きにくい
- 1日に行うべき内容が多い
- すぐに飽きてしまう
- 金額が高い
【家庭】の教材のメリットとデメリット
【メリット】
- こどもが興味を持つ内容である
- 1日7分と学習時間が短い
- 1日に行うべき勉強が明確
- 無料相談サポートがあるので、相談しやすい
- いつでも好きな時に学習できる
- 60日間返金保証がある
- 1日7分では短すぎると感じる場合も
- 3歳以下のプログラムがない
- ネット以外から購入できない
- 35日でバイリンガル・・・は微妙
家庭用の七田式教材では「35日間でバイリンガルになる」というキャッチフレーズが目につきます。
いきなり怪しい雰囲気になるのでちょっと残念・・・!
私達の認識ではバイリンガルって英語も日本語もペラペラなイメージですよね。
たぶん、たった35日でここまで成長できるのはむずかしそうです。
英単語や簡単なフレーズを覚えて日常のある場面でペラっと話す・・・ということはあるかと思いますが。
(例えば、ご飯を食べて「It’s Delicious!」と言うとか。)
35日でペラペラは難しいと考えた方がいいと思います。
そうは言っても七田式のノウハウがたくさん詰まった家庭学習用教材は、将来の「英語アレルギー」を予防するのにとても効果的だと感じています。
七田式のリトルバイリンガルコースに実際に通ってみたからこそ気が付いたメリットとデメリット。
個人的には、タイミングを見て家庭学習に切り替えたいと考えています。
セブンプラスバイリンガルってどうなの?七田式に通って習うのとどう違うの?とお悩みの方の参考になりましたら幸いです。